


アーティスト作品ARTISTS WORKS
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《鉄達磨2020》
ヤノベケンジ
今回の芸術祭では白河のヒーロー「ダルライザー」の鉄鎧を制作するコラボをさせていただきました。
この「だるまアート」も同様のイメージで、張り子で作られた達磨の上に鉄を溶接し鎧のごとく被いました。
底の部分を球体化し転んでは起きる達磨の機能も持たせました。
右目は願いが成就したときに水晶玉を入れる事ができます。
素材:鉄 溶錬水晶



《縁起物尽くしだるま》
福井利佐
白河だるまの特色である「縁起物」でだるまに切り絵を施しました。
松竹梅でも一番格式高い「松」を配置し、羽ばたく様子が優雅な鶴をメインに亀も登場させ、
白河市の有名な桜で彩り、縁起物尽くしの様子を表しました。



《黒と白の山犬様だるま》
小松美羽
とある日の深い夜に、私はふと鋭い獣の気配を感じた。
そっと目を覚まし、体を起こす。 闇の中で目を凝らし、虚ろな視界の先に集中していくと、山犬様が薄虹色に光って見えてきた。
その後に、ぱっと脳内に入ってきたイメージは、先頭を先導する白と黒の一対の山犬様と、そのお姿を追いかける私達だった。
歩き出したその先は、光っていた。
闇を蹴散らし、悪を振り払うようにして、山犬様は未来を行く。
私たち人間の近くでいつも見守って下さっている守護獣様たちと人間の絆を強くし、私なりの感謝と祈りの日々を形にしただるま様。



《虎達磨(とらだるま)》
金子富之
《大舞虎》(常宣寺 展示作品)と関連させ、虎で合わせました。
片目にしたのは将来的にこの達磨を持った方が、目的達成した時に目を自分で描いていただくためです。
虎の威を借りて何かを成し遂げる力になればと思います。






《Mr.ダルマの休日-Auld L ang Syne-》
伊藤有壱
久々の休日を迎えたMr.ダルマ。
眉毛の鶴、髭の亀たちにも休暇を与え
気に入りのグレナカートチェックのスーツに身を包み、
鼻歌は「Auld Lang Syne」
友よ、古き昔のために、
親愛のこの一杯を飲み干そうではないか
Eugene Cossmannのワルツバージョンが今の気分だ。
さあ、この楽しい休日、
誰に会おう、どこに出かけよう?
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作品解説
昔インドから中国に禅宗を伝えた達磨大師も今ではすっかり日本に溶け込み
親しまれています。
みんなの願掛け・期待を一身に背負う毎日はそれなりに
しんどいのでは、とダルマ氏の休日をコンセプトに作品化しました。
(ここから妄想)
白河だるまの特徴である顔の鶴亀、松竹梅にも休みをあげて顔はスッキリ!
着古した真赤な服もクリーニングに出し、趣味のグレンチェックスーツと帽子
で決めて出かける気分は上々!
昔ラジオから聞こえてきた古関裕而編曲の「別れのワルツ」のメロディーが好きで、調べてみると原曲「Auld Lang Syne」は積み重ねてきた「時」への親愛に乾杯するスコットランドの歌と判った。
以来、日本に来て過ごした1000年近い歳月に思いを馳せながら街角のBARでスコッチを一杯やるのがお気に入りのダルマ氏。
そんな彼の横でいにしえの話を聞いてみたいなあ。
話のお礼に一杯奢るならマッカランよりは文豪スティーブンソンが愛したタリスカーかな。。
などと妄想を楽しく遊ばせて創らせて頂きました。
短い休みを満喫したダルマ氏はきっとみんなの辛抱の毎日とかけられた願いを力強く支えてくれるでしょう。







《阿吽 (阿・吽) 20-1》
岡村桂三郎
白河に来て、沢山の素晴らしい狛犬と出会うことができました。
そして、石工たちの力量に感動しました。
その白河の狛犬へのオマージュとして、白河達磨の御利益に、狛犬の霊力を加えてみました。
邪気を祓い、疫病を退散させ、天災人災を退ける。
「阿吽」の呼吸で、私たちの生活を守ってくれるよう願いを込めました。




《草だるま(くさだるま)》
荒井経
今回のビエンナーレには、だるまの出品となりましたので、現在取り組んでいる《草虫図》のシリーズを一対の白河だるまに描き込みました。
草花が虫とともに描かれる「草虫図」は、古くから中国で吉祥図(きっしょうず:おめでたい図柄)として描かれ、日本でも親しまれてきました。
本作は、吉祥図としての「草虫図」に福島の豊かな自然を重ねてイメージしています。



《どくろダルマ》
木下史青どくろ茶会 亭主(遠州流茶道師範)
茶道の原型は、禅宗の祖 達磨の前で、僧侶たちが一碗の茶を飲み回す儀式だったといわれています。
どくろ茶会は、これまで福島ビエンナーレや日本各地で「鎮魂・祈りの茶会」として開かれ、今年は白河でぜひ開催をと願っていました。
コロナ禍の折「見えない」どくろ茶会ダルマが、亭主の身代わりとして、坐して祈ります。
白河だるまを3D計測し、画像データ張込みの上、完全無反射黒色で塗装仕上



《太陽神と月神の誕生―日本神話より―》
鈴木美樹
白河藩主松平定信公の号には「風月翁」があります。
日本神話をテーマに制作を続けてきた私は、月に関する神話をモチーフとしました。
月の誕生については『古事記』や『日本書記』に記されています。黄泉の国から戻ったイザナギは、冥界での汚れを洗い流し、左目を洗うと太陽(天照大神)が生まれ、右目を洗うと月(月読神)が誕生しました。
月は万物との関わりが深く、数々な逸話があり、美しく、魅力的な存在です。




《定信公「達磨図」のオマージュ》
渡邊晃一
白河だるまは、松平定信公が「市民の生活をより元気に」という想いから生まれたとされています。
見えない「気」を見えるようにするという自身のテーマから、「だるま」を夜光塗料で彩り、写真に撮ってポジをネガに逆転すると、定信公の「達磨図」の色彩となる作品に制作しました。
本作は、定信公が白河で描いた「達磨図」(1784年)のオマージュの作品です。





《 アマるま 》
三沢厚彦
白河には素晴らしい狛犬が沢山います。
狛犬は強くて男性的なイメージを感じます。
だるまも男性ですが、女性的で優しさを感じさせる事ができないものか、、、。そんな思いでつくりました。


福島大学美術専攻の学生、
院生作品STUDENTS WORKS
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小多福昆虫だるま
梅津拓斗
昆虫をモチーフとしただるま。
頭頂部にはナナホシテントウムシの柄を付け、胴体部分にはムカデの柄を付けた。
そして顔の部分は蝶の柄を顔のパーツに見立てて付けた。
胴体部分の「小多福」の文字は昆虫が「小さくて多い」生き物であることにかけて、「小さくて多い福を」という意味を込めた。
素材:アクリル






おかふくダルマ
穂積佳菜
本来、達磨大師がモデルになっているが、自身が女性であることから女性らしいダルマを制作したいと思った。
そこで思いついたのが、おかめとお福である。
それらは、どちらも夫婦円満や子孫繁栄、商売繁盛といった幸福の象徴として扱われる。
そのため、ダルマの魔除のご利益と掛け合わせたテーマとして制作した。
素材:アクリル絵具






幸福のアマビエ
安齋りの
「コロナが早く落ち着きますように」という願いを込めて、色をパステルカラーでまとめて可愛らしいアマビエダルマにしました。
素材:アクリルガッシュ






オートマティスム福だるま
佐久間このみ
オートマティスムという無意識の表現方法(スパッタリング、デカルコマニー)を用い制作しました。
最近は、気分が落ち込んだりする出来事が多いので、胸に書いた福という文字に、これからの未来に福が舞い込むよう祈りを込めました。
素材:アクリル






祈願だるま
瀬川恵
今年の福島ビエンナーレのテーマは「祈り」、全世界の祈りは新型コロナウイルスの収束だと思います。
私も、その祈りを込めてだるまを描きました。
だるまの顔の両側面には祈りの文字を入れて、眉間の皺と口は現状に悩んでいる表情です。
体は、だるまらしい赤とピンクに染めて、金と銀を全体的に入れて華やかな印象にしました。
アクリル絵の具






ハンプティだるま
鈴木真苗
だるまというと、むっつりとした表情のイメージがあります。
しかし私は、笑顔あふれるだるまにしたいと考え、にっこりとしたハンプティ・ダンプティを描きました。
素材:アクリルガッシュ






木目
佐藤大寿
木には人々の祈りが宿る。古くから人々は神籬として神木に祈りを込めた。
サクラの木の木目を想定して制作しました。
日本において「花」と言えばサクラを指すものです。
人々の祈りが花を咲かせるように、このだるまに私自身の祈りを込めました。
素材:アクリル絵の具






不易流行白河だるま
田邊理那
東北の玄関口として、古くから重要な役割を担ってきた白河市が、今後も益々発展し続けていくことを願って制作しました。
複雑な色彩と重層的な模様の表現が可能である、ポーリングという技法を用いることで、白河市の深い歴史を表現しています。
近くに顔を寄せてご覧いただきたいです。
素材:アクリル






虹
孫舒顔
新型コロナウイルスの感染防止や注意を呼びかけするために、東京都が発行する虹色模様のステッカーやTシャツなどのグッズを発表した。
虹色の模様は希望や注意喚起などの色んな祈りを含めてダルマの上に描った、そして全身は優しい、受け入れやす色を選び、穏やかな表情を加えた。
素材:アクリル






よりどころ
渡辺ひなの
今の現代人は自然にあまり目を向けないと考える。
この作品のダルマの親しみと自然の安らぎから自然にもっと目を向けて欲しいという意味を込めて描いた。
素材:アクリル






儺・戮・閒
佐藤優香
「だるま」が梵語の当て字で「達磨」という文字で書くようになったということを知り、それならばと自分なりの「だるま」を考えた。
万葉集の一節に「磯城島の大和の国は言霊の幸はふ国ぞま幸くありこそ」とあるように、言葉そのものにも意味がある。
昨今の新型コロナのいち早い収束を願って疫鬼疫神を払う意味の「儺」、皆で力を合わせる意味の「戮」、病が癒える意味を持つ「閒」の三字に加え、高い殺菌作用を持ち、病をもたらすものへの対抗として素材の銀、無病息災の文字で描いた顔、生命力を象徴する唐草模様と厄除け・再生を示す鱗紋として三角形をだるまの全身にちりばめた。
今の状況に対して自分なりの最強の厄除けだるまを作ろう!という思いで制作した。
素材:銀箔、墨


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#白河アートだるま
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