舞踏家
大野慶人OHNO, Yoshito
Profile
おおの よしと、1938 - 2020
日本の舞踏家。同じく舞踏家である大野一雄の次男。
1959年土方巽の「禁色」で少年役を演ずる。60年代の暗黒舞踏派公演に参画。
69年初リサイタル後に舞台活動を中断、85年「死海」で大野一雄と共演、カムバックした。
86年以降大野一雄の全作品を演出。近作にヴッパタール舞踊団ダンサーとの共演「たしかな朝」(2010)、音楽家アントニーとの「Antony & Ohnos」(2010)
ソロ作品「花と鳥」(2013)はヨーロッパ(2014)、ブラジル(2015)を巡演。
著書に『大野一雄 魂の糧』(フィルムアート社)、『舞踏という生き方』(かんた)。
Biography
- 1938
- 東京都に生まれる
- 1959
- 土方巽の演出による「禁色」で少年役で暗黒舞踏の初舞台を踏む
及川廣信にクラシックバレエ、パントマイムを学び、バレエ東京・アルトー館、暗黒舞踏派公演に参画する
- 1969
- 東京・新宿厚生年金会館にて初のリサイタル「大野慶人DANCE EXPERIENCEの会」を開くが以後、舞台活動を中断
- 1981
- 大野一雄のカラカス・ニューヨーク公演に同道
- 1982
- 大野一雄のヨーロッパ公演に同道
- 1985
- 東京・銀座有楽町朝日ホールの、舞踏フエスティバル'85 大野一雄舞踏公演「死海」にて大野一雄との共演でカムバック
リミニ・ジュネーヴで「死海」公演
三井クローズ・アップ・オブ・ジヤパンのプログラムとして、ジョイス劇場・ニューヨークにて公演
- 1986
- オーストラリア・アデレード国際演劇祭に参加
サンパウロ、ブエノスアイレスで公演
パリ、ロンドン、ローマ等を巡演
横浜・関内ホールにて「死海」を公演
福島にて「死海」公演
- 1987
- マドリッド演劇祭に参加
シュトゥットガルト・世界演劇祭にて、大野一雄舞踏公演「睡蓮」を演出および共演
東京・銀座セゾン劇場の土方巽追悼公演企画にて「睡蓮」公演
福島県檜枝岐国際フェスティバルに参加
- 1988
- ニューヨーク国際芸術フェスティバルにて「睡蓮」公演
東京国際演劇祭参加作品・大野一雄舞踏公演「蟲びらき」を演出および共演
東京・池袋西武スタジオ200にて公演
牛窓国際芸術祭で「死海」公演
- 1989
- ローマ日本文化会館にて独舞公演。
ブダペスト・IMMTフェスティバル、ベルギー・ユーロパリア'89、メキシコ・セルバンティーノフェスティバル参加
イタリアのバーリ、シチリア島、ドイツの西ベルリンにて公演
- 1998
- 郡司正勝の遺稿を基に、自身のソロ作品「ドリアン・グレイの最後の肖像」を上演
- 2020
- 1月8日、敗血症のため死去。81歳没